リキッドバイオプシープラットフォームによる遺伝子マーカーの検出
Advanced Wave Sensors（AWSensors）社は、高周波、水晶振動子マイクロバランス散逸測定（QCMD）センサとセンサアレイ、および制御電子機器とソフトウェア、さらに、特定の分析物を検出するシステムとサンプル量の小型化を可能にするマイクロ流体工学に重点を置いています。AWSensors社では、欧州全域のホライズン2020のパートナーと協力して、大腸がんや肺がんの検出のために、信頼性が高く迅速で非侵襲的なリキッドバイオプシーアッセイを開発しています。
AWSensors社は、超高感度音響波センサとマイクロ流体カートリッジ技術に新規化学試薬を組み合わせることで、リキッドバイオプシーの血液循環腫瘍DNA解析のための自動化プラットフォームを構築しています。これを実現するために、AWSensors社は、複数のバイオマーカーを同時にモニタリングするマイクロ流体デバイスと24個のセンサアレイを搭載できるリキッドハンドリングプラットフォームを開発する必要がありました。AWSensors社は、Cavro® Omni FlexロボットにCavro XMP 6000ポンプとCavro空気圧液面検知方式ピペッター（ADP）を搭載し、Liqbiopsensプラットフォーム上で同社のセンサアレイ技術を使用しています。
AWSensors社は、汎欧州ホライズン2020のLiqBiopSensとCatch-U-DNAプロジェクトにおいて重要な役割を担っています。このプロジェクトは、現在遺伝子マーカーの検出に用いられている、労力を要し高コストで時に偏りのあるPCRベースのアプローチに取って代わることを目的としています。
